いいことが続くと不安になる日本人。
「人生における幸福と不幸の割合はあらかじめ決まっている。」
「人が一生のうちに体感する幸福の総量は決まっている。」
多くの日本人は、幸福を限りがあるものとして捉えています。
では、なぜ日本人は幸福を限りがあるものとして考えるのでしょうか。
それは、儒教の陰陽思想に基づいた、
「あまりに良すぎることはかえって不幸を招き、
良いこと、悪いことが同時存在することが真の人生である。」
という考え方が存在するからだと言われています。
良いことがあった時に、
「一ヶ月分の運を使い果たしちゃった。」
「最近いいことありすぎて怖い。」
と言う人がいます。
つまり、多くの日本人にとって、
「良い出来事=人生の限りある良いことの消費」なのです。
事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。
この言葉が示すように、良い出来事も悪い出来事も元から存在しないのです。
人生の幸福の総量は、神の見えざる手によって決定されるのではありません。
幸福が主観によるものなら、全てはあなたの考え方(解釈)次第なのです。