2種類の「プライド」があることを、あなたは知っていますか?
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)
- 作者: 岡本太郎
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 1993/08/01
- メディア: 文庫
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岡本太郎さんの著書、「自分の中に毒を持て」の中で、
「プライド」について興味深い記述があったのでピックアップしてみました。
自分がバカであろうと、非力であろうと、それがオレだ。そういう自分全体に責任を持って、堂々と押し出す。それがプライドだ。ところが自尊心だとかプライドだとか言いながら、まるで反対のことを考えている人間が多い。
プライドがあれば、他人の前で自分をよく見せようという必要はないのに、他人の前に出ると、自分をよく見せようと思ってしまうのは、その人間にコンプレックスがあるからだ。
2種類の「プライド」。
プライドには2種類あります。
他人に対するプライドと自分に対するプライドです。
私達が毛嫌いするのは、他人に対するプライドが高い人です。
他人に対するプライドは、
他人からバカにされたくない、笑われたくないといったものです。
それに対し、自分に対するプライドは、
自分の未熟な部分も含めて、自分に誇りを持つことを言います。
つまり、自分を良く見せたいと思ってしまうのは、
他人に対するプライドが高いからだと言えます。
他人に対するプライドを捨てる方法。
では、他人に対するプライドを捨てるためにはどうすればいいのでしょうか?
それは、積極的に自分が未熟であることをさらしていくことです。
- 自分のバカさをさらすためにブログを書く。
- 飲みの席でバカをやる。
- 練習し始めのヘタクソな演奏を披露する。
- 間違いを恐れずに手を挙げる。
- 電柱になりきってみる。
他人に対するプライドを捨てることで得られるもの。
先日紹介した、「SHOWROOM」創設者の前田さんは、
銀行の営業マン時代、お客さんとの飲みの席でコールをしたり、
裸でアイドルソングを歌ったりと自分を積極的にさらけ出しました。
それ以来、営業の電話を取ってもらえる確率が飛躍的に向上したのです。
他人に対するプライドを捨てると、コミュニケーション
を妨げる壁がなくなり、人が寄ってくるようになります。
何事もそうですが、
優れたスキルや高度な情報だけでなく、
人当たりの良さも必要なのです。
他人に対するプライドを捨て、自分をさらけ出すことは、
簡単なようで難しいことですが、それができると楽になります。
私はこれからも自分のバカさをブログでさらしていこうと思います。