長所と短所は元から存在しない。

この記事をシェアする

f:id:yutonakayama:20170709175913j:plain

長所と短所を考えるときの基準って何でしょう。

恐らく自分の中で平均を設定し、それより上なら長所、

下なら短所といった決め方をしていると思います。

 

ではその「平均」はどのようにして決まるのでしょうか?

それは、周りの人の能力を平均することによって決定されます。

つまり、長所や短所は、環境や付き合う人が変われば変化するのです。

 

授業中落ち着きのない人達ばかりの環境で、

集中して授業に取り組むことができれば、

「集中力がある」ことを長所だと思うかもしれません。

 

しかし全員が集中して授業に取り組む環境で育ってきたら、

「集中力がある」ことを長所として認識できないでしょう。

 

つまり長所、短所は相対的なものであり

付き合う人のレベルによって変化するといえます。

長所と短所を決めることは、

自分を相対的に評価する行為なのです。

 

短所を克服しよう、長所を伸ばそうと考える人は、

コントロールできないことをコントロールしようとしているのです。

コントロールできること、できないことを分けましょう。

コントロールできないことで悩むのは時間の無駄です。

 

コントロールできるのは自分だけです。

常に過去の自分より成長しているかどうかを基準にしましょう。