「人」が「人」であるために。

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飛ばし読みを一切せず、最初から最後まで読みきってしまいました。

衝撃的な体験の数々は、作り話ではないかと疑うレベルです。

 人間にとって、本当に大切なこと。

印象に残ったフレーズを紹介します。

現実世界では

「地位」

「名誉」

「学歴」

「年収」

「資産」

「容姿」

といったモノで日々、比べ合いが行われています。

こういった社会的価値は、他人と比較することが容易です。

私たちは無意識の内に社会的価値を高めることばかりに力を注ぎ、

人間の本質的な価値を高めることを見失ってしまいます。

 

このブログでは、社会的価値ばかりを追い求めてしまった結果、

精神を病んでしまう人やお金の奴隷になってしまう人が登場します。

 

自分はカーストの下層にいる。そう認識した人たちは、

そこから這い上がろうと努力します。

 

しかしその努力が、間違った方向に向かうことがあります。

そうなると、人間として魅力があるにも関わらず、

それが失われてしまうことがあるのです。

「ありのままの自分」を受け入れる勇気。 

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私たちは、人の異質性に無理やり優劣をつけてしまいました。

違いを認める、楽しむといったことが必要であるはずなのに、

そこに序列を作り出し、優秀かどうかを判別するようになりました。

 

架空の争いの中で疲弊してしまう現代社会の闇を、

このブログが描いているのではないかと思います。

 

ハルオサンのような勇気を持った人や、

損な役回りを受け入れることができる人はほとんどいないでしょう。

 

社会的価値という虚構の価値観では、彼は上位ではありません。

しかし彼は、「人」が「人」であるために必要な要素を持っています。

現代社会に必要なのは、それを体現できる人たちです。

  

「人」が「人」であるために必要なことは、 

「ありのままの自分」を受け入れる勇気です。

 

「ありのままの自分」を受け入れて初めて、

「ありのままの他者」を尊重できるようになります。

 

私たちは、「社会的価値」に囚われて、

苦しまなくていいことに苦しんでいるのかもしれません。

 

本当に大切なことを、忘れていませんか?