予測できないから人生は面白い。
未来に起きる出来事が全て予測できてしまったら、
あなたはどのように感じるでしょうか?
予測可能性が高いものの代表例として、「ゲーム」があります。
ここでの「ゲーム」とは、コンピューターを対戦相手としたゲームとします。
コンピューターの動きは、あらかじめプログラムされたものであるため、
何度が繰り返すうちに動きが読めるようになります。
攻略本を読んで、それに従って進めれば効率よくゲームを進めることもできます。
効率的なアクションを選択し、リスクを減らしていくことはゲームの醍醐味です。
人生と違い、数字で表現できるゲームの世界ではこれが容易にできます。
一方、人生は予測が極めて困難です。
仮説検証を繰り返しながら、自分なりの答えを作っていく必要があります。
あらゆる現象やそれが起きる可能性が、
数学的に説明できるようになった世界を考えてみて下さい。
そのような世界は面白みに欠けると感じませんか?
ゲームの面白さは、確実性と合理性の上で成り立ちます。
私たちは人生では体感できないことを、ゲームで体感しようとするのでしょう。
人生はその反対、不確実で非合理だからこそ面白いのです。