「最強の10冊」の選び方
手元に置く本を「10冊」に絞ることで、
本を読んだ後、実践したときの結果が変わります。
今の自分に必要な10冊は、次のような本です。
・直面する課題を達成するために読む必要がある本
・テーマに興味があって、「実践してみたい」と思っている本
・将来の自分にとって有益だと思える本
この「10冊読書術」の効果は、主に3つに分けられます。
1 アテンションがはっきりする
手元に置く本を10冊にすることで、
毎回、その本のタイトルを目にすることになります。
すると、そのたびに「やるべきこと」や「興味のあること」
を再認識することができるようになります。
そもそも10冊に絞るのは、本当に必要な本が埋もれてしまうためです。
意識のはたらく範囲は限られているため、
大量の本を毎日、意識に上げるのは困難でしょう。
10冊の本を「ToDoリスト」の代わりに使うこともできます。
その意味で、「今の自分にとって、最も時間を割くべきことは何か」
を明確に意識に刷り込む役割を持っているのです。
2 リマインダーになる
一度読んだ本であれば、その本を見るだけで内容を思い出すことができます。
つまり、今何をすべきかを思い出させてくれるのです。
例えば、 片付けに関する本が目に入れば、本を開かなくても、
「常に整理整頓を心がけよう」
「お風呂に入るついでに掃除をしよう」
といったように、やるべきことを思い出すことができます。
3 実践につなげやすい
人間はマルチタスクが苦手です。
「やらなければいけないこと」が多いと、混乱してしまいます。
本を10冊に絞ることで、やるべきことが絞られ実行に移しやすくなります。
10冊の本は、直近の課題に合わせて変化させていきましょう。
その本がまだ必要か、もう必要ではないかを判断することで、
達成度を把握することにも役立ちます。