だから日本人は幸せになれない。
一言で「幸福」と言っても、それが意味する内容は文化によって違います。
欧米での幸福は、自分の能力や環境要因などを可能な限り
最大化した状態。つまり、幸福の基準は「自分」にあります。
それに対して、日本人の幸福の基準は「他人」です。
ありもしない「普通の生活」を設定し、それよりも上か下かで、
自分の幸福度合いを測っています。
自分が幸福かどうかを相対的に判断する人は、
周りの環境が変われば、自分の判断基準も変わります。
コントロールできない「他者」に基準を置いてる時点で、
幸せにはなりにくいと言えます。
世の中には、自分より優れた部分を持つ人がたくさんいます。
上を見上げて、他人と比較ばかりしていては、
劣等感に苛まれ続けることになるでしょう。
幸福を絶対的なものとして捉える人は、周りがどうであろうとブレません。
環境が変化しても、自分が何を望むかが常に分かっているからです。
自分自身が本当に望むものを基準にしたとき、真の幸せが得られるのです。