「お金」か「信用」か
人間の欲求の変化
21世紀は評価経済社会、または信用経済社会と呼ばれる。
生理的欲求と安全の欲求が満たされるようになった今、
人々は社会的欲求を満たそうとするようになった。
そのため、人々のお金の使い方が変わってきている。
社会的欲求を満たすために、お金を誰かのために使ったり、
コミュニティを作ったりといった用途で使う人が増えている。
そうして他の人々と交わることで、社会的なつながりが生まれるからだ。
実際に、「シェアリング・エコノミー」などのサービスが広がりを見せている。
また、これから衣食住にかかるコストが下がっていくのは確実である。
テクノロジーが発達すれば、人間が働く必要がなくなるからだ。
だから、「お金」より「信用」を稼げと、頭のいい人たちは口を揃えて言う。
信用の弱点
そうは言っても、信用には弱点がある。
それは、信用はコントロールできないということだ。
信用は揺らぐが、お金の価値が揺らぐことはない。
Aさんからの信用が100から50になることはあっても、
1万円札の価値が5千円になることはない。
「お金より信用を稼いだ方がいい」と多くの人に認知してもらうためには、
信用>お金であることを誰もが理解できるような形にしなければいけない。
また、信用をどのようにして測るかも問題になってくる。
今後それは、ITによって可視化されていくのかもしれない。
そんなことを考えていたとき、信用を測る方法を考えている人物がいた。
キングコングの西野亮廣さんだ。
彼がどのようにして「信用」を数値化していくのか楽しみである。